2013.06.06 Thursday
奇形の実際
JUGEMテーマ:国産改良品種メダカ
めだか販売店、小山メダカセンター店主のブログです。
前回、メダカの姿形と観賞価値の話しを書きましたが、「奇形的な欠点をもつメダカなんて稀な話しだろう…」と思う人もいるかも知れません。
しかし実際には、体型に難のあるメダカは意外と多いもので、特に人為的な交配を重ねて作出される改良品種のメダカでは、遺伝的な奇形を血筋にもっている事も珍しくはなく、一般に流通する一部の品種や系統では、その血筋のメダカのほぼ全てに何らかの奇形が現れている可能性すらあるので注意が必要です。
こうした事態は、品種を系統立てする際、あるいはメダカを生産する際に、ただいい加減に増やしただけのメダカであったり、正しい選別淘汰がされる事なく間違った交配が繰り返される等により起こる事なのです。
例えば、改良品種のメダカの中に広がっている遺伝的な奇形の一つとして、いわゆるセムシや背骨曲がりと呼ばれる奇形がありますが、これもセムシ遺伝子(wy)によって遺伝している事が多いので、本来ならばブリーディングする際には、背骨曲がりの個体はハネる事が基本なのです。
つまり同じ品種のメダカでも、奇形の個体とそうではない個体には、大きな価値の差があると言えると思います。
写真:背骨曲がりの奇形メダカ
めだか販売店、小山メダカセンター店主のブログです。
前回、メダカの姿形と観賞価値の話しを書きましたが、「奇形的な欠点をもつメダカなんて稀な話しだろう…」と思う人もいるかも知れません。
しかし実際には、体型に難のあるメダカは意外と多いもので、特に人為的な交配を重ねて作出される改良品種のメダカでは、遺伝的な奇形を血筋にもっている事も珍しくはなく、一般に流通する一部の品種や系統では、その血筋のメダカのほぼ全てに何らかの奇形が現れている可能性すらあるので注意が必要です。
こうした事態は、品種を系統立てする際、あるいはメダカを生産する際に、ただいい加減に増やしただけのメダカであったり、正しい選別淘汰がされる事なく間違った交配が繰り返される等により起こる事なのです。
例えば、改良品種のメダカの中に広がっている遺伝的な奇形の一つとして、いわゆるセムシや背骨曲がりと呼ばれる奇形がありますが、これもセムシ遺伝子(wy)によって遺伝している事が多いので、本来ならばブリーディングする際には、背骨曲がりの個体はハネる事が基本なのです。
つまり同じ品種のメダカでも、奇形の個体とそうではない個体には、大きな価値の差があると言えると思います。
写真:背骨曲がりの奇形メダカ